移住

西軽井沢(御代田町)に移住してみた。

経緯

2020年9月に移住しました。
いまだと「コロナ対策か」と思われる方もいるかと思いますが、齢50を超え「終の棲家」については考えはじめたのが2018年中ごろ。
仕事を独立したこともあり、さほど東京に固執する必要性を感じなくなり、2019年の間は何度も軽井沢に足を運び不動産屋さんと物件を見て回っていた。
不動産屋さんからの助言もあり家を建てることになったのが2019年の年末。
年が明け、2020年は新型コロナの流行で現地にも必要最低限しか行けず不安もありましたが、2020年9月無事に御代田町へ移住することができました。

憧れの町軽井沢

軽井沢へ最初に訪れたのは。

初めて軽井沢に訪れたのは中学の卒業旅行。
当時「軽井沢シンドローム」というマンガが流行っており、気の合う友達3人組で軽井沢に行ったわけですが、まぁ、いまで言うところの聖地巡礼ですね。
漫画の主人公たちと同じように軽井沢駅、古月堂、軽井沢銀座、聖パウロ教会、六本辻、雲場の池などを見て回ってました。
軽井沢シンドローム1巻冒頭、主人公が軽井沢に訪れるのも雪の降る軽井沢なんですけど、このときの旅行も雪が降ってて寒いのも忘れてはしゃぎまくってたのを思い出しました。

友達だけで行った初めて旅行だったことや漫画の世界が目の前に広がっていること、それはそれは強烈な印象となって刻み込まれたわけです。

それ以降もスキーやテニス、バイトでも軽井沢に行ってましたし、ここ数年は、愛犬を連れてドッグランやドッグカフェを巡ってたりしていました。

独立するまでは会社勤めでしたし、住むための候補地になるなんて思ってもいませんでしたが、「終の棲家」として思い描いたのは軽井沢でした。

ワンコと行く軽井沢を見てみる

軽井沢から御代田へ。

理想とする「終の棲家」。

物件を探すにあたって、不動産屋さんと話すときにこういう家に住みたいみたいなイメージがあった方がいいだろうとまとめてみました。

理想とする「終の棲家」

  • 「終の棲家」と考えているので、定住物件。
  • 年齢的にも階段の上り下りがつらくなるので、平屋建て。
  • 冬が快適に過ごせる暖かい家(高気密)。
  • ランニングコストを抑えたい(太陽光発電+オール電化)。
  • 駐車場、ドッグラン、家庭菜園ができる広さ。
  • 住宅地ではあるが過干渉にならない距離感。
  • スーパーや病院が近くにある。
  • 仕事で東京に行く機会も多いので、高速のICが近い。

あくまで理想です。
そのままズバリな物件を探すと当然お高くなるので、中古物件を安く購入してリフォームしていけばいいかなぁと当時は甘く考えておりました。

理想と現実。

定住物件と別荘物件。

定住物件と別荘物件はまったくの別物です。
避暑地の別荘は、夏快適に過ごせるように設計・建築されているので、高い吹き抜けがあったり、断熱材がなかったりしますが、定住を目的にしている僕らからするとそれはそのままデメリットでしかないわけです。

紹介してもらった物件のなかには冬も利用していたと思われる石油ファンヒーターや暖炉付き別荘もありましたが、それでもやはり寒そうだし、ランニングコストがかかりそう

山間部に点在する別荘地のなかには、冬季水道が止められてしまう場所もあり、そういったところはそもそも定住には適さなかったりします。

これは不動産屋さんに言われたんですが、手ごろな価格帯な別荘は築年数が30年近く経っていて、そういった物件は、リフォームしてたとしても水道の配管など目に見えないところの老朽化が進んでいて中長期で見た場合修繕費が高くなりますよ。
別荘として使うならガマンできても定住の場合そうはいかないと思います。
こういうことをちゃんと話してくれる不動産屋さんに出会えたことがほんとラッキーでした。

軽井沢ルール。

軽井沢町には「自然保護のための土地利用行為の手続等に関する条例」というものがあります。

これも不動産屋さんに聞いた話なのですが、軽井沢町は風営法が厳しく、飲食店、スーパー、コンビニに至るまで、23時には閉まってしまうらしく、深夜にちょっとコンビニまでってことにはいかないそうです。

住宅に関しては、建蔽率20%以下、セットバックが道から5m、隣家から2m(だったかな)。建物の壁面の色も規制があったりします。
エリアによると思いますが、外壁の代わりに植樹で囲わなくてはいけなかったり、景観を損なうような伐採はいけなかったりと観光地としては正しい方向ではあると思うのですが、住むとなるとちょっと窮屈なのかもしれません。

御代田という選択。

自分の思い描いていた、軽井沢、中古別荘・リフォーム、周辺環境などが、思いのほかハードモード。お恥ずかしい話、観光客目線でしか見れていなかったということです。

別荘以外にもリゾートマンションも紹介してもらいましたが、もう完全迷走です。

心が折れかかっていたのですが、不動産屋さんから「軽井沢寄りの隣町になりますが、御代田はどうですか?」と。

不動産屋さん曰く、

御代田のメリット

  • 東に軽井沢、西に小諸、南に佐久・佐久平と買い物にも遊びにもほどよい立地。
  • 軽井沢のように夏渋滞することがない。
  • 軽井沢よりも湿度が低く、日照時間が長い。
  • 佐久ICが近い。
  • コンビニ、スーパー(西友)が24時間。
  • 物価が安い。

御代田のデメリット

強いてあげるならごみの分別
軽井沢もごみの分別は厳しいらしいのですが、御代田はさらに厳しいそうです。
転入の際、役場の人からごみの説明を受けて、嫁さんも「これは大変だわ。」と嘆いてました。
まぁ、ごみ問題に関しては、裏ワザ的なものもあるのでそのうちご紹介します。

いまにして思えば「軽井沢」に拘らなければ、もっとスムーズに進んでたかもしれません。

新築という選択。

さらに不動産屋さん曰く、「kovaioさんの場合、家や軽井沢でのライフスタイルに明確なイメージを持たれているので、新築のほうがいいと思いますよ。」

新築は高いイメージがあったのですが、リフォームを前提で中古物件を購入するのであれば、長期的にみたときに新築のほうがお得である。とも。

中古と新築。

  • 別荘を定住可能なリフォームを行うにはそれなりに費用が掛かる点。
  • 築年数にもよるが見えない部分の老朽化による修繕が想定される点。
  • 特に別荘は通年通して利用されているわけではないので、老朽化が進みやすい点。
  • 新築と中古では老朽化までのリードタイムが違うため、長期的に見た場合、新築のほうが修繕費が抑えられる点。
  • ローコスト住宅であれば、初期の建築費用も抑えられる点。

中古物件をリフォームして綺麗にしたとしても10年先、20年先いつどの程度の改修が必要になるかわからない

そうですよね。
家も僕らと一緒に年を取るんだよね。

家を購入することが目的になってました。

次回は、新築建売物件とか土地を見て回ったり、展示場に見学しに行ったりドタバタしてます。
お楽しみに。

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